平和に暮らしています

40代夫婦ふたり暮らし、生活の記録です

夫婦それぞれのかたち

私は現在、専業主婦(無職)です、というと友人や家族からは「働けばいいのに」とか、「毎日暇じゃないの?」とか決まって言われる。最近ではそのお決まりの言葉に傷つきつつも「主婦も意外と忙しいんだよ」などと返しているのだが。

 

まぁ、うちは夫婦2人で子供はいないので「子育て」を理由にしているわけではなく、正直なところ、自由な時間はたっぷりある。主婦業も忙しいけど日中全ての時間が家事に費やされるわけではないので、働こうと思えば数時間を捻出することは容易。主婦のすきま時間をパートに出れば、自分のお小遣い程度は稼げるのである。

 

実のところ、余っている時間がもったいないなと感じていて求人情報をそれとなくチェックしているのだけど、この状況になると決まって旦那が「働くの?」と悲しそうな目で私を見つめてくるので、私の気持ちが揺らいでくるのである。

 

そう、働かないもっとも大きな理由は「旦那の希望が専業主婦だから」なのである。これまでの結婚生活の中で、パートで働いていた時期もあったけど、私が家にいて主婦業に専念していると旦那の機嫌が良くて、穏やかにお互い気持ちよく生活できる。逆に、パートで働いていると疲れからいろんなことに余裕が無くなり、自覚はないけどイライラしていたり、家事が手抜きになったり、部屋が散らかったり、食事の支度が面倒になったりして、どうも良くない空気が家の中に漂い始める。多分、それが嫌なんだと思う。

 

こんなことを記事にすると、健康で体力もあるのだから働くべきだとか、少しでも稼いで将来のために貯蓄しておくべきだとか、働いて世の中の役に立つべきだとか、色々な感想をもたれると思う。でも、夫婦それぞれに考え方があるし、うちの夫婦の場合は、私が働かずに家にいることで平和が保たれているので、そういう家庭もあるんだなってことは理解してほしいと思う。働いていない=怠けている わけではないのです。

 

~~するべき、って言われるのはあまり好きじゃない。つまり、その人が思っている「普通なこと」から外れているからおかしい、と判定されているような気がして。あなたにとっておかしなことでも、私たちにとってはそれが居心地が良いから選んでいるのであって、全くの他人にあれこれ言われたくないというのが本音。なにか言われたとしても、右から左へ聞き流し、そうですかね~うふふと笑顔でかわせるようになりたい。