平和に暮らしています

40代夫婦ふたり暮らし、生活の記録です

台風関連おぼえがき

先日の千葉県を襲った台風は、驚くほどの雨風をもたらしました。40数年生きてきて初めて「怖い」と感じ、これはまじでやばいぞと慌てた台風でした。毎年、日本のどこかで台風被害が起き、テレビニュースで映像を見ていたのに他人事だったのです。初めて自分が台風被害にあい、経験したこと感じたことを時系列にまとめます。

事前の準備 台風直撃9時間前

どうやら勢力がすごいらしいと聞き、ベランダの片づけ。具体的には、サンダルやほうき、ちりとりなどの小物を室内に片づけ。物干し竿は迷った末そのまま。

台風直撃(午前2時~5時)

窓にたたきつける雨音で目が覚める。風が強くあちこちからゴンゴン、ガンガンと何かが何かにぶつかるような音が聞こえる。自宅ベランダから大きな音、物干し竿が外れて落下するが、雨風が強すぎて窓を開けて片づけることができない。午前3時過ぎ、電気が消えたり点いたりを繰り返し、その後、完全に停電。水道、ガスは使える。

台風通過1日目 朝~昼

朝起きても電気はつかない。スマホNHK防災アプリを立ち上げ同時配信されているニュースを見る。この時点で台風は千葉県を通過し茨城付近へと移動していた。ベランダを見ると5センチほど浸水。排水溝が飛んできた葉っぱなどで詰まっている様子。あと数センチで自宅に浸水するところで、雨がやんでくれて助かった。その後1~2時間ほどかけて徐々に水が引いていった。

この時点で数時間もすれば電気は復旧するだろうと根拠はないものの楽観していた。とりあえず自宅内にいると暑いので、近所のショッピングモールに涼みに行こうと自宅を出発。信号機が消えているのを目の当たりにして、初めて広範囲に停電していることに気づく(自宅付近だけかと思っていた)Twitterで情報収集開始、どうやら停電は千葉県の広範囲で起きており、行こうとしていたショッピングモールも停電で営業していないことを知る。ショッピングモールだけでなく、コンビニもスーパーも電気が無ければ営業できないわけで、徐々に不安感が募っていく。

台風通過1日目 昼~夜

とりあえず昼はストックしていたカップラーメンを食べる。すぐに復旧すると思っていた停電が復旧しないので、Twitterで営業しているスーパー情報を調べ買い出しに出かける。信号がついていないので運転もヒヤヒヤ。総菜のコロッケをなんとかゲットし、自宅にストックしていたパックごはんを鍋で温めて食べるが湯煎して食べるためにはかなり長い時間鍋で温める必要があることを初めて知る。レンジで温めるよりも手間もかかるし、ぼそぼそしていておいしくない。仕方なくお茶漬けにして食べる。

台風通過2日目 

夜は暑くて何度も目が覚め寝不足。普段なら車で1時間の実家に1時間半かけて移動。風呂と洗濯機を借りる。実家は停電しておらず快適。スーパーで総菜弁当を購入。2日目から食欲がわかない。テレビでニュースを見て徐々に被害が大きいことに気づく。ネット検索で北海道で起きた大停電(大雪)は復旧に4~7日かかったことを知り、今回もそれくらいはかかるかもしれないと覚悟を決める。汗だくになるので化粧も出来ない、日焼け止めもスキンケアもする余裕がない。この頃から電波障害でスマホでネット検索がしづらい状況になる。

台風通過3日目

手洗いでの洗濯、水シャワーにも慣れてきた。食事はカップ麺やスーパーの総菜。しかし、夫婦そろって食欲がわかず総菜も食べきれずに捨てることに。長期停電の可能性も考え始め、実家への停電疎開やホテルへの避難を考え始める。

台風通過4日目

スマホやモバイルバッテリーへの充電は車で行っていたが、電波障害でつながりにくいため、ネットカフェの利用を試みるが混雑により却下。ショッピングモールの無料充電コーナーで充電させてもらう。あいかわらず食欲がわかないが湯船につかりたくなり、地元のスーパー銭湯へ。のんびりと身体を休めて帰宅。夕方に停電復旧。歓喜

備えておいて良かったもの

懐中電灯、ランタン、ラジオ、乾電池、飲料(水、お茶など)、モバイルバッテリー、ハンディファン(充電式)、汗拭きシート、水のいらないシャンプー、現金

震災を経験したおかげでこれらを常にストックしていた。ガソリンも半分減れば満タン給油をしていたので慌てることもなかった。ハンディファンはフル活用している最中に壊れるアクシデントあり。電子マネー類は使えないところもあったので、災害時は現金が必要。

反省点いくつか

・モバイルバッテリーの充電は週に1度フル充電という習慣を続けていたが、いつしか忘れることが多くなり、今回もフルに充電された状態ではなかった。常日頃から充電を心がけるべきだと反省。

・車のシガーソケットに取り付けていた車載充電器がUSB2口タイプで足りなかったので、4口急速充電タイプを追加購入。非常時用に車に搭載。

・充電式の首振りタイプ扇風機を追加購入。こちらも夏場は充電を習慣化するように。

・普段、天パでドライヤーやストレートアイロン必須の私。自然乾燥するほかなく、髪が大爆発し大変なことに。髪を止めるピンや帽子でなんとかやりすごしました。災害時を考えると、天パのショートヘアはリスク大。結べる長さまで伸ばすことも検討。

まとめ

まずは、今も停電、断水、家屋の損傷などで苦しんでおられる方にお見舞い申し上げます。今回、災害は突然やってくるもので、経験してみて初めて恐ろしさを知るものなんだと痛感しています。とはいえ、地震などとは違って台風の場合は数日前から予想進路、勢力の大きさなどが気象予報士によってある程度事前に知らされているので、きちんと情報収集して自分で備えをしなければだめなんだと改めて実感しました。